- 山本由伸選手の学生時代の経歴
- 山本由伸選手がどのような選手だったのか
- ドラフトでの評価や、ドラフトにまつわる話
山本由伸選手は、最近ポスティングシステムによるメジャーリーグ移籍の話が絶えない、日本球界を代表するエースです。
現在の山本さんのメジャー移籍の状況についてはこちらの記事をご覧ください↓
現在山本さんはメジャー移籍を報道されるほど有名になっていますが、いきなり強くなったわけではなく、しっかりとした下積みがあったからこそ今があると言えます。
そんな山本さんは学生時代、どのような選手だったのか気になりますよね?
そこで、本記事では山本さんの学生時代の選手としての経歴を調査し、解説していきます。
時代別の経歴
高校野球素晴らしく楽しかったな pic.twitter.com/moXi3elzQF
— 山本由伸 (@yyyyyamamoto817) August 2, 2016
小学生時代
山本さんは備前市立伊部小学校に通い、小学1年生の時に地元の少年野球チーム「伊部パワフルズ」で野球を始めました。
彼の野球の才能は実はこの頃からすでに明らかであり、地域リーグや全国大会にも出場を果たしていたようです。
また、この時期には既にオリックス・バファローズでのチームメイトとなる頓宮裕真選手と同じチームでプレイしていたことも有名ですね。
少年野球チームでの経験は、山本さんにとって野球スキルを磨き、チームプレイと競争心を学ぶ貴重な機会となったと言えるでしょう。
中学生時代
山本さんは中学校時代、備前中学校に進学し、地元の硬式野球チーム「東岡山ボーイズ」に所属しました。
この時期、山本さんは二刀流の選手として、二塁手と投手を兼任していました。
特に、中学3年生の時には全国大会に出場し、その投球技術は中学生離れしていると評され、県内でも有名だったと言われています。
この評判なのに、二塁手を兼任しており、投手に専念していたわけではないというのは素晴らしいですよね。
高校時代
高校に進学後、山本さんは強豪校である「私立都城高等学校」に入学しました。
当初は野手として起用されていたものの、野球部の監督であった森松賢容氏が山本さんのキャッチボールを見て、「この子を投手で育てたい」と直感したそうです。
しかし、当時の山本さんの最速球速は120キロ台前半で、すぐに投手として公式戦に出場することはできませんでした。
そのため、初めは野手として起用され、夏の大会後に投手に専念するようになったと言われています。
高校1年生の時点でベンチ入りを果たし、夏の県大会では9番三塁手として先発出場しましたが、一年秋には本格的に投手へ転向し、秋の大会で1試合16奪三振を挙げるなど、すぐに頭角を現しました。
山本さんの高校時代の一戦がターニングポイントとなり、当時の監督は山本さんを投手として育てることを決意したそうです。
この判断が山本さんの野球人生において重要な転機となり、その後のプロ入りへの道を開くきっかけとなったと言えるでしょう。
しかし、残念ながら全国高等学校野球選手権大会や選抜高等学校野球大会には出場することは叶いませんでした。
プロ入り前の評価とドラフト
10月20日オリックスバファローズ4位指名して頂きました^_^
ここからまたしっかり頑張って行きたいと思います😊
応援よろしくお願いします🙇 pic.twitter.com/rKcUs6UdHo— 山本由伸 (@yyyyyamamoto817) October 22, 2016
プロ入り前の評価
山本さんの高校時代のピッチングスキルは、150kmを超える速球で特に注目されました。
彼のストレートの速さと制球力は、多くのプロのスカウトと野球評論家によって高く評価され、将来のプロ野球選手としての可能性を示唆していました。
しかし、山本さんは身長がそれほど高くないことや体力的な面から、オリックス以外の他の11球団は彼を指名しなかったと言われています。
足のケガがあり、社会人へ行くなんて言う噂もされていたようです。
プロ野球のスカウトは通常、身長の高い投手を探す傾向があり、これは球速や球威と相関関係が大きいためです。背が高いと筋量をつける余地が増え、その分球速も増すということですね。
しかし、山本さんはその平均よりも5cmほど低かったにも関わらず、昨季自己最速の159km/hを記録したことから、低身長というネックを跳ね返しています。
ドラフト
結果、山本さんはオリックス・バファローズによってドラフト4位で指名されました。
このドラフト順位は、身長がそれほど高くないことと関連しているかもしれません。
ただし、山本さんの担当スカウトだった山口和男アマチュアスカウトグループ長は、初めて出会った日に、ブルペンで投球に没頭する山本さんの姿が、山口さんに強烈なインパクトを残したと語っています。
この山口スカウトの進言により、山本さんのプロへの道が開けたと言えます。
そしてその思惑通り、山本さんはプロ野球の舞台でも強烈なインパクトを与え続けました。
山本由伸投手が2023年沢村栄治賞を獲得しました。
パ・リーグで最優秀防御率投手賞、勝率第一位投手賞、最多勝投手賞、最多三振奪取投手賞の投手四冠に輝き、三年連続の受賞となりました。#Bs2023 #プロ野球 #NPB #ORIX pic.twitter.com/SPidAxKf0S— オリックス・バファローズ (@Orix_Buffaloes) October 30, 2023
まとめ
11月4日(土)オリックス 5-1 阪神
【勝】山本【敗】村上https://t.co/bF8fGcRiFi
エース山本が14奪三振の熱投を披露し快勝!いざ、全員で頂点へ!#全員で頂点へ#Bs2023 #プロ野球 #NPB #ORIX pic.twitter.com/FKrKXWKZOB— オリックス・バファローズ (@Orix_Buffaloes) November 4, 2023
山本由伸さんの野球人生は、小学1年生から始まり、その才能は地域の野球チームで見出されました。
小学校から中学校、そして高校と進学するごとに、山本さんはさまざまなポジションでプレイし、多くの全国大会に出場する機会を得ます。
特に高校時代には、投手としての能力を見込まれ、プロのスカウトの目に留まるようになりました。プロ入り前の評価では、山本さんの身長が平均よりも低かったことが、他の11球団が彼を指名しなかった要因となっていました。
しかし、オリックス・バファローズのスカウトは、山本さんの投球技術と野球への情熱を見て、彼の可能性を信じました。ドラフト4位での指名は、山本さんがプロとしての道を切り開くきっかけとなったのです。
山本由伸さんのストーリーは、野球という競技において、身長や他の物理的な制約が、実力や努力によって克服できることを証明していると言えるでしょう。
山本さんの成功は、野球を愛し、プロの野球選手を目指す多くの若者にとって、夢とを与えるものとなっています。