大谷翔平がドジャースへ移籍!オプトアウト等契約の詳細や役割を解説

大谷翔平がドジャースへ移籍したこと、契約の詳細を解説している画像
この記事で分かること
  • 大谷翔平選手のドジャース移籍について
  • 契約の詳細(オプトアウトについても記載)
  • ドジャースでの役割
  • SNSでの反応
因みにこの方、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」の看板記者です。手が早いですね。

大谷翔平さんがロサンゼルス・ドジャースとの契約を公式に発表しました。

この契約は、大リーグ史上最高額となる10年間で総額7億ドル(約1015億円)です。

エンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷さんは、9日(日本時間10日)にこの歴史的な契約に合意しました。

これにより大谷さんは、同じロサンゼルスを本拠地とする強豪球団に移籍することになります。

ドジャースはナ・リーグ西地区に所属し、ワールドシリーズ制覇は7回、リーグ優勝は最多の24回を記録している名門チームです。

本記事では、今回の大谷翔平さんがドジャースと10年1014億円の超特大契約を結んだ件について、SNSでの反応やドジャースで期待される役割など、網羅的に解説していきます。

目次

移籍と契約の詳細

以下が、大谷さんが自身のInstagramでロサンゼルス・ドジャース入りを発表した投稿です。

上記の日本語訳↓

野球界のファンの皆さん、そして関係者の皆さんへ、決断するのに時間がかかってしまい、申し訳ありませんでした。私は次のチームとしてドジャースを選ぶことにしました。

まず、過去6年間、エンゼルスの組織に関わった全ての人々、そして私を支えてくれたファンの皆さん、この交渉過程に関わった各チームの皆さんに心からの感謝を表します。特に、様々な困難を乗り越えながら支援してくれたエンゼルスのファンの皆さん、あなた方の応援は私にとって世界のすべてでした。エンゼルスで過ごした6年間は、永遠に私の心に刻まれます。

そして、全てのドジャースファンに向けて、私は常にチームのために最善を尽くし、自分自身のベストバージョンを目指して全力を尽くすことを誓います。選手生活の最後の日まで、ドジャースのためだけでなく、野球界全体のために前進し続けたいと思います。

文章では伝えきれないこともありますので、後日記者会見でさらに詳しく話したいと思います。

本当にありがとうございました。

引用:Instagram shoheiohtani

移籍の詳細

エンゼルスからフリーエージェントとなった大谷さんは、日本時間10日午前に「私の次のチームとしてドジャースを選ぶことを決めた」と投稿し、ドジャースのファンに対して「チームのために常に全力を尽くすことを約束する」と述べました。

これまで、様々な球団への移籍が予想されていましたが、勝てるチーム・自分の身体をメンテナンス出来るという点で下馬評通りドジャース入りが決定しましたね。

そしてとんでもない契約額での超大型移籍となりました。

この契約は、サッカーのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのバルセロナとの契約(4年間で約860億円)や、NFLチーフスのQBパトリック・マホームズの契約(10年で約729億円)を上回る額であり、メジャーリーグ(MLB)でも過去最高額契約はマイク・トラウト(エンゼルス)の12年間で約618億円です。

これらの数字を考えると、大谷さんの契約はスポーツ界における大型契約の一つと言えるでしょう。

彼は、投手としてだけでなく、打者としても素晴らしい能力を持ち、数々の記録を打ち立ててきました。

大谷さんの野球界における地位と彼がこれまでに積み上げてきた実績を反映したものであり、ドジャース側の期待の現れと言えますね。

契約の詳細(オプトアウト条項なし条件付きで有り・2023年12月14日追記)

大谷翔平選手がロサンゼルス・ドジャースとの間で結んだ契約は10年間で総額7億ドル(約1015億円)という莫大な契約となりますが、実はオプトアウト(契約解除)条項が含まれていないと報じられています。

これは、一般的なMLBの長期契約には含まれることが多いオプトアウト条項がないということで、契約の中身としてはやや異例と言えるでしょう。

マーク・ウォルター・オーナーとアンドリュー・フリードマン編成本部長のどちらかが退団した場合にオプトアウト権を得る

引用:Yahooニュースより

新たに条件付きで、オプトアウト権を得る契約となっていることが明らかとなりました(2023年12月14日追記)。

ウォルター・オーナーとフリードマン編成本部長がいなくなった場合に大谷がチームを去る可能性があるというのは、大谷が現在のドジャースのチーム作りを高く評価し、自身の契約期間中にチーム方針が大きく変わることを好んでいないことの表れなのだろう。

引用:Yahooニュースより

また、これはドジャース側で盛り込んだ契約というよりは、大谷さん側で盛り込んだ契約であると言えます。

大谷さんは今のドジャースのオーナーと編成本部長のチーム作りが好きで、それが変わるのであればチームを去る決断をさせてほしいという契約を盛り込んだと推測できますね。

※オプトアウト条項は、スポーツ契約、特にメジャーリーグベースボール(MLB)で選手とチーム間で結ばれる長期契約においてよく見られる条項で、契約期間中の特定の時点で選手が契約を一方的に解除し、フリーエージェント(FA)市場に再び参入する権利を与えるものです。

そのオプトアウト条項がないことは、契約期間中に大谷選手が自ら契約を終了する選択肢がないことを意味します。

オプトアウト条項の特徴とメリット

  1. 選手にとっての利点: オプトアウト条項を行使する主な理由は、より良い条件で新たな契約を得るためです。選手が良いパフォーマンスを続けている場合、市場価値が上昇している可能性があり、より高額な契約やより望ましい条件を求めてFA市場に出ることができます。
  2. リスク管理: 選手は将来の市場の変動や自身のパフォーマンスの不確実性に対応するため、オプトアウト条項を契約に含めることがあります。これにより、市場価値が上がっているときに新しい契約の交渉を行うことが可能になります。
  3. チームにとっての影響: オプトアウト条項はチームにとってリスクを伴います。選手がオプトアウトを行使すると、チームはその選手を失う可能性があります。しかし、一方で選手のパフォーマンスが低下した場合、チームは高額な契約から解放される可能性もあります。

オプトアウト有無はどっちがいい?

メジャーリーグにおいて、多くのスター選手たちは契約にオプトアウト条項を含めています。

この条項を持つ選手は、契約期間中に自らの市場価値を再評価し、必要に応じて新たな契約を探すことが可能です。

しかし、契約が長期にわたる場合、選手のパフォーマンスや市場の状況が変わる可能性があるため、オプトアウト条項は選手にとって重要な保険となります。

逆にチームにとっては、その選手のパフォーマンスが低下した場合のリスクは許容するということでもあります。

今回の契約にオプトアウト条項を付けなかったのは、大谷さんとドジャースの間に密接なやり取りがあったということが伺われますね。

総合的に考えると大谷さんの条件付きオプトアウト条項での契約というのは、大谷さんからすると編成本部が現状のままであればドジャースに骨を埋める覚悟、ドジャース側からすると大谷さんを全面バックアップするという覚悟で契約したと言えるでしょう。

ドジャースにおける期待と役割

https://twitter.com/FlippinBatsPod/status/1733584536989254079
もうこんなコラ画像作っている人までいます笑

大谷翔平さんのロサンゼルス・ドジャースへの移籍は、彼にとって新たな挑戦となります。

ドジャースは、ナ・リーグ西地区での優秀な成績を誇り、2013年から10度の地区優勝と11年連続ポストシーズン進出を果たしています。

ただし、ポストシーズンでは勝ち切ることができず、リーグ優勝は2017年、2018年、2020年の3回のみで、ワールドシリーズ制覇は2020年のみです。

この“あと一歩”の状況を打破し、世界一へと導くことが大谷さんの重要な役割となるでしょう。

ドジャースは、今まで指名打者(DH)スポットの充実を図っており、2022年シーズンはジャスティン・ターナー(レッドソックスFA)とマックス・マンシーが主にDHとして出場、2023年シーズンはJD・マルティネスが主力として出場していました。

しかし、マルティネスにはクオリファイング・オファーを提示せず、2024年のDHスポットは空席となっていることから、大谷さんがDHとしての役割を担う可能性が高まっています。

これにより、大谷さんは投手としてだけでなく、打者としても活躍する「二刀流」のポジションを維持することができます(2024年は打者専念ですが…)。

また、ドジャースはビッグマーケットのロサンゼルスに本拠地を置き、資金力と予算面での余裕があります。

大谷さんの年俸7000万ドルを支払っても、贅沢税の対象となる2億3700万ドル(約348億円)までの余裕があることから、彼の契約がチームの財政に与える影響は限定的です。

さらに、医療サポート面でもドジャースは大谷さんを支えます。

実はチームドクターのニール・エラトロッシュ医師は、大谷さんの9月の右肘靱帯の手術、2018年10月の右肘のトミー・ジョン手術も担当した名医であり、理学療法士のバーナード・リー氏もドジャースに在籍し、2018年10月に右肘のトミー・ジョン手術、2019年9月に左膝の手術を受けた際、大谷さんのリハビリを支えた実績があるのです。

面白味がないという意見もありますが、自身の身体を考えた時に一番の選択だったと言えるでしょうね。

大谷さんのドジャース入団は、彼のキャリアにおける新たな高みへの挑戦であり、身体も万全にチームとしても世界一を目指す上で重要な役割を担うことになります。

SNSの反応

https://twitter.com/ShoTime_News/status/1733580669065023889
実はドジャースには、花巻東高校時代のスカウトと2017年の移籍交渉で参戦していたんですね。
3度目の正直でドジャース入りしたということです。

大谷翔平さんのロサンゼルス・ドジャースへの移籍決定に関するニュースは、日本国内のファンをはじめ、世界中で大きな反響を呼んでいます。

彼のドジャース移籍決定は日本時間の早朝に発表されたにもかかわらず、多くのファンがSNS上で熱狂的に反応しました。

SNSでは、「ドジャース」「メジャー史上最高額」「本人発表」などがトレンド入りし、多くのファンが「10年契約ならドジャースのユニを買おう」といったコメントや、ドジャースでの活躍を願うメッセージを投稿しています。

因みに、2023年11月25日にはドジャースの編成トップが米専門メディアの番組で大谷さんのドジャーブルーのコラ画像を見せられ、満面の笑みを浮かべる様子がSNSで公開されていました笑。

https://twitter.com/DMAC_LA/status/1728172833254383627

この画像に対して、日米のファンからは「これは面白い」「彼の顔(笑)」「めちゃくちゃご満悦そうじゃねーか」といったコメントが寄せられていました(思惑通りでしたね笑)。

大谷さんの移籍は、野球界における大きな話題であり、彼の新たな挑戦に対する期待が世界中のファンから寄せられていると言えますね。

まとめ

今回の大谷翔平さんのロサンゼルス・ドジャースへの移籍は、メジャーリーグだけでなく世界中で注目される出来事となりました。

大谷さんの加入により、ドジャースはさらなる強化を遂げるとともに、メジャーリーグ全体の人気と視聴者数を増やす要因となることでしょう。

特に彼の国際的な影響力は、MLBのグローバルな人気を高める可能性もあります。

今後、大谷さんはドジャースでの活躍を通じて、自身のスキルをさらに磨き上げるとともに、チームのワールドシリーズ制覇に貢献することが期待されています。

野球界全体が彼のさらなる活躍を楽しみにしていることでしょう。

今後も彼の活躍から目が離せません。

大谷翔平がドジャースへ移籍したこと、契約の詳細を解説している画像

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